冬の寒さが厳しい気候の中で生まれたサウナ。冷えた体を芯から温めてくれるだけでなく、リフレッシュ作用・集中力の向上・血行促進・肩こりや腰痛の予防といったさまざまな効果を期待できます。
自宅にサウナの取り付けを検討している方のために、サウナの種類や知っておきたいポイントをまとめました。
日本人が一般的に呼んでいるサウナは「乾式サウナ」と呼ばれる種類です。
室温が80~100℃、湿度が10~15%と温度が高く湿度が低いものです。温泉施設や健康ランドなどに設置されています。
乾式サウナでは、大量の汗が出るまで熱気のある空間で過ごした後に、水風呂に浸かる行為を繰り返すのが一般的な入り方です。
サイズ:横90㎝×奥行90㎝×高さ180㎝(1人用)
導入費用:120万円~
フィンランドのサウナは「湿式サウナ」と呼ばれる種類で、日本式と比べて湿度が高いのが特徴です。
『ロウリュ』というサウナストーブで熱したサウナストーンに水をかけて、蒸気を発生させることで温度と湿度を調整します。フィンランド式サウナは室温60~80℃。湿度が上がることでゆっくりと発汗作用を促します。
原始的なサウナスタイルとされるスモークサウナは、密封した空間内で煙突のないストーブを使い、薪を燃やしてサウナ内を温めます。燃えた薪の香りを楽しみながら、心を穏やかに整えられるのが特徴です。
雪の積もった地域でよくみられる、厚い氷に包まれたサウナです。日本の「かまくら」のような造りで、冬の期間限定で行われます。氷からの冷気が加わることで、ストーブからのスチームが柔らかくなり、熱すぎず心地よい空間になります。
サイズ:横90㎝×奥行90㎝×高さ180㎝(1人用)
導入費用:80~130万円
日本の注文住宅では、家庭で楽しめるサウナとして「ロウリュ」が人気です。
「ロウリュ式サウナ」は、サウナストーブで温めた石に水をかけることで、室内の気温と湿度を調整します。電気による温度調整が必要ないので、電気代は1時間当たり40~70円ほど。毎日2時間使用した場合だと、月々の電気代は2,000~4,000円程度で、家計にも優しい金額です。
サウナで体が温まるので湯船を使う頻度が減る場合もあり、意外にもガス代の節約に繋がるかもしれません。
サウナの定期点検・整備は必要ありませんが、長年使用したサウナヒーターやサウナストーブといった備品の交換が必要になります。
湿度が高い環境となるサウナ。お手入れのポイントは「防カビ」です。
サウナに入る時は、体にタオルを巻く・ベンチにタオルを敷くなどして、室内に汗がかからないようにしましょう。汗は黒ズミの原因となります。使った後に水拭きをして、サウナの余熱で乾燥させることで、より長くきれいな状態が保てるでしょう。
北欧・スカンジナビアデザインの家づくりを手掛ける、群馬県高崎市の「シュガービレッジ」。スカンジナビアの豊かなライフスタイルを再現する「木枠の窓」や「漆喰の壁」など、他の住宅会社では見ることができない素材やデザインが魅力です。Navia編集部は、日本国内でも数少ない「スカンジナビアデザインを極める工務店」である同社に当サイトの監修を依頼しました。シュガービレッジの、「くつろぎとやすらぎの暮らし」をコンセプトにした住宅事例は、HPにも多数掲載。ぜひご堪能ください。