端正で機能的なフォルムに、素材のぬくもりと繊細なデザインをあわせ持つ洗練された家具たち。北欧スカンジナビアの豊かなインテリアの世界をのぞいてみれば、きっとその美しさに魅了されることでしょう。
すっきりとした端正な立ち姿が特徴的な、北欧スカンジナビアのソファ。 「CARLHANSEN & SON(カール・ハンセン&サン)」や「FRITZHANSEN(フリッツ・ハンセン)」など、北欧スカンジナビアらしいソファをはじめ、現代のスカンジナビア・デザインを刷新するような新しいブランドのソファについても紹介しています。
温かみあるウッド材のフレームや、ファブリックの張り地など、眺めているだけでもリラックスできてしまえそうなソファの数々。持ち主をスタイリッシュに仕立てるファッションのような、ソファを超えた心地よさが感じられます。
良いものを長きにわたって使い続けること。そんな北欧スカンジナビアの伝統的な価値観は、テーブルにも見出すことができます。
例えば、定番品として現在でも愛されている「Artek(アルテック)」社のダイニングテーブル。これが最初に発表されたのは1935年といいますから、半世紀以上前にデザインされたテーブルが、現在でも世界中の人々によって愛されているわけです。
北欧スカンジナビアで、時を超えて受け継がれてきた、普遍的デザインの名作テーブルを集めました。
北欧スカンジナビアを代表する家具デザイナー、ハンス J. ウェグナー氏がデザインした名作「Yチェア」のように、北欧スカンジナビアのチェアは、ぬくもりが感じられるものばかり。
木材を活かした丸みある曲線美が特徴的な椅子たちは、天然の木材そのものが醸し出す温かい雰囲気を最大限に活かしてくれます。ひとたび腰掛ければ、身体を優しく包み込んでくれる心地よさ。
北欧スカンジナビアのチェアは、まさに逸品ぞろいです。
北欧スカンジナビアのベッドメーカーには、「DUXIANA(デュクシアーナ)」や「GETAMA(ゲタマ)」といった、老舗ブランドが多くあります。これらのブランドが送り出すベッドで、最も注目すべきポイントはその寝心地の素晴らしさ。
例えば、デュクシアーナ社のマットレスには、特別な「スウェーデン銅」を素材にしたスプリングが使われており、とても柔らかながら沈み込んでしまわない浮遊感があります。
室内空間の基調となる「壁紙」からは、北欧らしいエレガントな素朴さが感じられます。
色合いは穏やかで落ち着きがあるアースカラーや、淡い配色が特徴的な北欧スカンジナビアの壁紙たち。キャンバスに描かれる花柄や伝統柄のパターンからは、誠実さ穏やかさ、そして華やかさが同居しています。
そんな壁紙に彩られた部屋で過ごす、何ものにも代えられない極上の時間が待っています。
ウールやコットンといった天然素材を使用することに、厳しいこだわりがある北欧スカンジナビアの高級ラグ。手や足で触れたときの触り心地には、なんとも言えない素晴らしさがあります。
また、世界有数の織物技術を有する織物職人が、一枚一枚丁寧に手作りしていることも北欧スカンジナビアのこだわりです。
そんなラグが一枚あるだけでも、いつもの室内空間に、高級感や素晴らしい穏やかな印象を与えてくれるはずです。
天然の無垢木材を床材にする、北欧スカンジナビアのフローリング。豊かな森林から産出された高品質な木材を、最大限に活用する北欧スカンジナビアの伝統です。
明るくて美しい木肌はもちろん、数十年にわたって使用し続けることができるスカンジナビアン・フローリングは、世界の美術館やブランドショップなど、高い品格が求められる場所で多く用いられています。
足元から北欧を感じることができる、この上なく贅沢な家具です。
北欧スカンジナビアデザインのコンセプトは「居心地の良い空間へのこだわり」です。特に照明は、明るさを得るためだけでなく、空間に暖かみやリラックス感を与えるインテリアとして欠かせません。
「一生使い続けたい」と思える照明との出会いは、北欧の人々のような「Hygge(居心地の良い空間)」な暮らしの実現につながることでしょう。
北欧スカンジナビアで培われてきたデザインは、端正な美しさ、使い心地の良さ、時を超えて使用し続けることができるデザイン性の高さなど、様々な特徴を指摘することができます。しかし、それらの特徴が共通して指し示しているのは、まさに「暮らしのなかに心地よいぬくもりを与えてくれること」でしょう。
「生活のしやすさ」に、最大の焦点をおく北欧スカンジナビアのデザインたち。それは、暗く厳しい冬が長期間にわたって続く風土だからこそ、家のなかで明るく過ごせるように培われてきた知恵でもあります。 使いやすく清潔感がある、明るさやぬくもりに包まれる…。北欧スカンジナビアのデザインは、何よりも暮らしやすさを大切にしているからこそ、感じられるものなのです。
何よりも自国を知り尽くしているスカンジナビアのデザイナーたちが、その職人技を最大限に生かしたインテリアたち。時代を超えて、世界中で愛され続けています。
スカンジナビアデザインはスカンジナビア半島の諸国、ノルウェー、スウェーデン、デンマークにおけるデザインを総称したものです。北欧の人々が自然を上手く取り入れた、温もりのある印象のデザイン。北欧の人々は、日照時間が短く、長くて寒い冬を快適に過ごそうと暮らしの中で使用する家具や日常生活品を工夫し、生活に取り入れています。外見上の美しさだけを求めることなく、シンプルで機能性を併せ持つデザインなのです。
思いのすべてを作品や商品に取り入れるのではなく、線や曲線を少ない数で描くシンプルさがスカンジナビアデザインのポイントです。多くの模様を取り入れることなく、色数を抑えたナチュラルな印象です。色を使う場合は、数色のみでシンプルに表現されています。
スカンジナビアデザインの対象となるのは、身近に感じられる大自然。北欧の森は植物の種類が多くありません。そのため、一つひとつの素材に焦点をあてた家具・生活用品が多くあります。生活の中に木材を取り入れ、自然の温もりと自然を愛する気持ちが感じられます。
スカンジナビアデザインでの色使いは、アースカラーである、草や葉の緑・土や砂をイメージしたベージュ・茶色など。また、軽い色・明るい色の装飾の入ったデザインも多くあります。このような穏やかな色・明るい色は、北欧の長い冬には暖かく明るい気持ちにさせてくれます。
北欧の人々は、持っているものを長く使い続け、次の世代へ引き継ぐ慣習があります。北欧は、市場が小さく大量生産によるメリットは大きくなかったようです。自然資源が限られる環境により、機能性と耐久性を持つ家具や日用生活品を作ってきました。このようにスカンジナビアデザインは、使いやすくて長持ちするように考えられた製品が多くあります。
スカンジナビアデザインに共通する要素は、一つひとつに熟練した技術が光るの家具・生活用品が多いということ。北欧の伝統と技術が長年の間受け継がれています。熟練した技術により創り出される製品は、大量生産にはない手作りに見られる唯一無二のデザインが施されています。使う人を考えたデザインです。
スカンジナビアデザインの家具は、身近にある自然の素材を取り入れ創られています。厳しい気候・環境で自然を感じられる温もりのあるデザイン。自然を愛する北欧の誇りと伝統を守っています。人々の生活を視野に入れ、使う人の視点に気を配ることで機能性と実用性が加えられています。スカンジナビアデザインは空間に安らぎと楽しみを与えるデザインです。
北欧・スカンジナビアデザインの家づくりを手掛ける、群馬県高崎市の「シュガービレッジ」。スカンジナビアの豊かなライフスタイルを再現する「木枠の窓」や「漆喰の壁」など、他の住宅会社では見ることができない素材やデザインが魅力です。Navia編集部は、日本国内でも数少ない「スカンジナビアデザインを極める工務店」である同社に当サイトの監修を依頼しました。シュガービレッジの、「くつろぎとやすらぎの暮らし」をコンセプトにした住宅事例は、HPにも多数掲載。ぜひご堪能ください。