冬の日照時間が短い北欧の人々にとって、太陽の恵みが降りそそぐ夏は大切な季節。夏至祭で祝い、自然の中でのんびりリフレッシュするのが一般的。豪華さよりも、心地よく穏やかでささやかな暮らしは、北欧の風土に根付いた文化です。そんな北欧のサマーハウスや夏の過ごし方、夏至祭についてまとめました。
北欧は夏が短く冬が長い。日照時間が短い冬は太陽が昇らない日も続きます。だからこそ、貴重な夏の訪れを人びとは心待ちにしているのです。
夏休みは数週間とることが一般的なのだそう。北欧は山と海に囲まれた自然豊かな地域。そのシーズンは街を離れ、森や湖畔で過ごすのが北欧スタイル。自然を愛し調和して生きる、自然との付き合い上手な人々。そんな北欧ならではの、心地よく豊かな夏休みをのぞいてみませか?
夏休みは誰かのサマーハウスで過ごすことが一般的なのだそう。北欧の人々にとって、サマーハウスは夏の風物詩。名前のとおり夏用の家ですが私たち日本人がイメージする、「別荘=裕福」とは似て異なります。一部の人だけの特別なものではなく、もっと自然で気軽な存在。シンプルで無駄のない小屋のような作りのサマーハウスは、便利さには少々欠けても心地よくリラックスして過ごせる、とっておきの空間なんです。友人や知り合いを招いて近くの海や湖で釣りをして庭でBBQをしたりと、気ままに楽しむそう。代々大切に受け継がれ、人々に愛され続けるサマーハウスは、人と自然の絆を繋げてくれる大切な存在です。
クリスマスと同じぐらい盛大に盛り上がると言われる夏至祭は、北欧では伝統的な夏の一大イベント。太陽が眠らない白夜が始まる6月頃に盛大に行われます。地域によって特色があるそうです。スウェーデンでは人々は伝統衣装に身を包み、色とりどりの花冠をつけて、踊って歌ってごちそうを楽しみ、恋占いをしたり…と、自然の中で夏の訪れを祝います。夏が短い分太陽の恵みに感謝し、神秘的で伝統的な儀式を大切にしているんですね。
こんがり日焼け肌は夏を楽しんだ証。海や湖に出かけて泳いだり、魚釣りをして満喫します。ふだんは都会で生活している人たちも、このシーズンは自然が恋しくなるそうです。まもなく訪れる長く厳しい冬に備えて、太陽の日差しを思いっきり浴びる姿は、まるで冬眠前のようですね。現代のデジタル生活とは真逆のナチュラルでスロー、時間を気にしない北欧ならではの原始的な過ごし方は思いっきりリフレッシュでき、心を豊かにしてくれそうです。
北欧・スカンジナビアデザインの家づくりを手掛ける、群馬県高崎市の「シュガービレッジ」。スカンジナビアの豊かなライフスタイルを再現する「木枠の窓」や「漆喰の壁」など、他の住宅会社では見ることができない素材やデザインが魅力です。Navia編集部は、日本国内でも数少ない「スカンジナビアデザインを極める工務店」である同社に当サイトの監修を依頼しました。シュガービレッジの、「くつろぎとやすらぎの暮らし」をコンセプトにした住宅事例は、HPにも多数掲載。ぜひご堪能ください。